2016年11月01日
長野県にある学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)は、10月31日ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)に正式に加盟と発表した。新しい校名は、UWC ISAK Japanへと移行する(移行時期は未定)。
長野県にある学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)は、10月31日ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)に正式に加盟と発表しました。
写真は、ISAKのFaceBookページより
UWCの国際理事会から日本初となるUWCの加盟が認められ、新しい校名は、UWC ISAK Japanへと移行する予定です(移行時期は未定)。
インターナショナルスクール・オブ・アジア 軽井沢
2010年からサマースクールを開講し、2014年に高校が開校。
国際バカロレアの認定を受けたインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢。
UWCの加盟を含め、日本を代表する国際バカロレアの学校になりそうです。
URL:http://isak.jp/jp/
コース:高
各認定:IB
軽井沢キャンパス
〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉5827-136
TEL: 0267-46-8623
UWCは「United World Colleges」のそれぞれの頭文字をとった略称だ。
UWCとは、本部をロンドンに置く非営利のインターナショナル・スクールの集合体
UWCの最初のカレッジは、1962年にイギリスに開設したアトランティック・カレッジ
UWCの魅力は、世界中から選抜された優秀な高校生と2年間寝食共にできること。
カリキュラムは、国際バカロレアで学び、課外活動に打ち込めるのが最大の魅力のようです。
UWCの歴史(設立地:加盟年)
1.アトランティック・カレッジ(イギリス:1962年)
2.ピアソン・カレッジ(カナダ:1974年)
3.東南アジア・カレッジ(シンガポ-ル:1975年)
4.南部アフリカ・カレッジ(スワジランド:1981年)
5.アドリアティック・カレッジ(イタリア:1982年)
6.アメリカン・ウェスト・カレッジ(アメリカ:1982年)
7.シモン・ボリバル農業専門カレッジ(ベネズエラ:1988年)
8.香港カレッジ(香港:1992年)
9.レッド・クロス・ノルディック・カレッジ(ノルウェー:1995年)
10.マヒンドラ・カレッジ(インド:1997年)
11.コスタリカ・カレッジ(コスタリカ:2006年)
12.モスタル・カレッジ(ボスニア・ヘルツェゴビナ:2007年)
13.マーストリヒト・カレッジ(オランダ:2009年)
14.ロバート・ボッシュ・カレッジ(ドイツ:2014年)
15.ディリジャン・カレッジ(アルメニア:2014年)
16.チャンヂョウ・カレッジ(中国:2015年)
17.タイ・カレッジ(タイ: 2016年)
そして、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢は、17校目になりました。
17.UWC ISAK Japan(日本:2016年)
日本にもなかったのが不思議ですが、フランス、ロシア、スイス、ブラジルや中東にもありません。
世界80カ国以上から選抜された高校生が集まり、イギリス、カナダ、シンガポール、イタリア、アメリカ、香港、ノル ウェー、インド等にあるカレッジ(高校)で2年間生活を共にして学ぶ機会を提供する国際的な教育機関。
世界のカレッジで学べる仕組みと2年間の寮生活が充実しているようです。
日本から世界のUWCに派遣されるためには、選考試験に受かる必要があります。
今回、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢の小林りんさんもUWCの選考に合格し、カナダのUWCピアソン校に派遣され、卒業しています。
日本には、ユナイテッド・ワールド・カレッジ日本協会(UWC日本協会)があり、毎年高校一年生を対象に奨学生の選考を行っており、合格者はUWCの各カレッジに派遣されます。
選考プロセスは大きく分けて、筆記試験・日英面接・グループディスカッションがあります。書類審査はありません
高校1年生が奨学生の対象となり、選考プロセスは、3つのプロセスがあります。
1.筆記試験
2.日英面接
3.グループディスカッション
この中でも重要なのが「自己分析」と「志望動機」。
UWCの対策を運営するAlpha Academyは、次のようにアドバイスしています。
選考の際に一番重要視するのは ’’志願者がどういう人間なのか’’ ということ
倍率の高いUWCの奨学生試験。
世界から優秀な学生がUWCの各校にさらに集まることで、独自の人脈と切磋琢磨する環境といえますね。
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この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。