2016年12月02日
実は、多くのインターナショナルスクールでは一年中、生徒を募集しています。ただし、国内ではなく、海外からの転勤してくる家族を対象として一年中募集をしています。
多くのインターナショナルスクールでは一年中、生徒を募集しています。
ただし、国内からの生徒ではなく、海外からの転勤してくる家族を対象として一年中募集をしています。
そもそもインターナショナルスクールは、海外転勤族のために作られました。
国内転勤であれば、ナショナルカリキュラムに沿って学んでいるのであまり差がありません。
例えば、日本で転校しても、文部科学省の学習指導要領に沿っているため教わる言語や内容に大きな違いはありません。
しかし、言語も文化も違う海外転勤族にとって子どもの教育が悩みの種。
そこでインターナショナルスクールという仕組みが生まれたのです。
さらに大学志願のための仕組みとして、国際バカロレアのディプロマ資格などが生まれました。
国内の転勤族も正月明けにはそわそわするように、海外転勤族も5月になるとそわそわします。
さらに世界経済のグローバル化により、今や海外転勤はほぼ一年中となりました。
インターナショナルスクールは海外転勤族のための教育機関として、いつでも生徒を受け入れるのが原則。
そのために海外転勤族の動きを予測し、できる範囲で受け入れ枠を作るのがインターナショナルスクールのアドミッションの腕の見せ所となるのです。
海外転勤族の動向を予測しながら、クラスの生徒構成を組んでいきます。
これはインターナショナルスクールならではの苦労。
一年中、生徒を受け入れる。
そして、転校する生徒を送り出す。
これはインターナショナルスクールの創立からの使命といえます。
日本では春に新年度が始まり、欧米では秋に新年度が始まります。
国内にあるインターナショナルスクールの多くは秋始まり。
春始まりのスクールは、少ないのが現状です。
そのため春・秋に実施されている年二回の国際バカロレアのディプロマ資格試験も日本の学校は秋、インターナショナルスクールは、春に受験しています。
転勤族の必要から生まれたインターナショナルスクール。
一年中、生徒の受け入れをするのには、新年度が違う国などからも生徒を受け入れる教育インフラだから、といえます。
インターナショナルスクールの「トリセツ」〜7分30秒で丸わかり〜
http://istimes.net/articles/805インターナショナルスクールとはどんな学校なのか?どのように学ぶのか?どのような生徒が通っているのか?また、どのような保護者が通わせているのか?などインターナショナルスクールについて取材を通してまとめました。乳幼児が通うプリスクールではなくインターナショナルスクールについてのまとめです。
3つの特徴がある!インターナショナルスクールに通っている生徒の特徴とは?
http://istimes.net/articles/820インターナショナルスクールってどんな生徒が通っていると思いますか?実は、インターナショナルスクールに通う生徒には3つの特徴があります。1.多国籍。最近はアジア系の生徒が増えています。2.親の仕事の関係で、編入学・転校も多い。3.小さい頃から海外経験が豊富な生徒が多い。の3つです。
インターナショナルスクール卒業生は、この3つタイプに進学していく!
http://istimes.net/articles/827インターナショナルスクールに通う日本人の生徒は、本当のところどのような大学に進学しているのでしょうか?調べてみました。するとインターナショナルスクールに通う日本人の進学先は、大きく3タイプに分けられるようです。
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。