本記事は、連載です。前回の【プリスクール進化論】幼保学童一体型が続々!プリスクールとアフタースクール一体型が増加中は、こちら。
連載1【プリスクール進化論】幼保学童一体型が続々!プリスクールとアフタースクール一体型が増加中。
http://istimes.net/articles/1067【プリスクール進化論】プリスクールとアフタースクール一体型が増加しています。幼保学童一体型は、子育て世代の力強い味方です。授業料が高かったプリスクールも保育無償化の流れで、認可外保育施設で運営しているプリスクールに通う家庭にも通園補助金が予定されています。その中でプリスクールが進化しています。そのレポートです。
進む「学び」のオンライン化
幼保学童一体型が新しい教育サービスとして、社会ニーズを汲み取るとともにオンラインと教育の融合が進む。
月額980円で、塾業界に衝撃を与えたリクルートの「スタディサプリ」。
5教科18科目・1万本以上の授業動画が見放題となっている。
おトク感を前面に出したスタディサプリ。有料会員数は、30万人を超えた。
オンライン英語では、レアジョブを始めQQ English、楽天、DMMなど「スカイプ英会話」に多くの企業が参入している。
オンライン英会話のパイオニアのレアジョブ。
低価格化が進む。
また、オンライン英語とセットで滞在費用と授業料が安いフィリピンへの英語留学が学生、社会人に人気になっている。
東京都は、2018年9月に英語村を江東区に開校させる。
英語村は、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」と名付けられ、画期的な体験型英語学習施設となる予定だ。
▼TOKYO GLOBAL GATEWAYのエントランスは、空港の出国イメージだ。
2020年の東京オリンピック開催、英語村、都立新国際高校の開校計画が進む東京都教育委員会は、都立高入試でスピーキングテストを導入すると公表した。
実用的な英語ニーズがさらに広がっている。
社会人、学生、中高生向けのオンライン語学市場が広がる中で、オンライン英語も小学校など低学年化が進む。
英語で学ぶ学習の低学年化とオンライン
プリスクール、インターナショナルスクールを運営するGlobal Step Academyは、同校のプリスクールの在園児、卒園児に無償でオンラインサービスも開始した。
英語と算数のオンラインレッスンが無償になり、卒園後も英語で学び続けることができる。
プリスクール卒園児の3分の1は、日本の小学校に通うため「英語」で学び続けるニーズが高い。
水泳やダンスなど習い事に通いながら、同校の英語指導のアフタースクールに通い、さらに自宅でオンラインを使い「英語」で学び続けることができる。
英語で学ぶ教育サービスは、プリスクールからインターナショナルスクールという流れから、アフタースクールに広がり、さらにオンラインという扉が開いた。
幼保学童一体型が進む中でオンラインも提供する同校は、プリスクールから英語で学び始めた生徒の「英語で学びたい」ニーズを時間、場所に縛られず様々な方法で提供している。
乳幼児から英語で学ぶ様々な選択肢を提供することについてGlobal Step Academyグループを率いるモントゴメリー道緒氏に話を伺った。
乳幼児・児童のオンライン学習
ABC Cooking Studioの代表取締役を務め、GSAグループを率いるモントゴメリー氏。
私自身、インターナショナルスクールの卒業生として様々な方法で学び続ける環境を用意することが重要だと考えています。
プリスクールで英語で学んできたお子様が、義務教育にあたる小中学校で英語で学ぶことが途切れるのではなく、生活や教育予算に合わせて選べるようにできれば、と考えています。
プリスクール卒園児の課題は、英語で学び続ける環境が途切れることにあった。
編集部でも小学校に入学後に英語力が落ちることを「小1英語の崖」として特集してきた。
▼詳しくは、こちらの記事を参照いただきたい。
プリ・キンダー卒園児の英語力が恐ろしく落ちる「小1英語の崖」
http://istimes.net/articles/851プリスクールやキンダーガーテンから小学校に進学して突き当たる英語力の事実。それが「小1英語の崖」です。英語で学ぶ環境から、日本語で学ぶ環境に変化することで英語力がゴールデンウィーク明けから一気に落ちます。
モントゴメリー氏は、プリスクールと学童保育の連携について次のように語る。
民間学童保育のウィズダムアカデミーは、「学ぶ」選択肢を提供しています。
今回の提携で、同じ建物にある私たちのプリスクールで英語で学び始め、小学校に入学後にウィズダムアカデミーの豊富な習い事を選ぶことができます。
ウィズダムアカデミーアフタースクールは、宿題サポート、習い事が充実している人気の学童保育だ。
乳幼児から小学生まで学びのワンストップは、保護者にとって便利だ。
同社の特徴であるオンライン教育の良さについて、モントゴメリー代表に尋ねた。
夕飯の前後にご利用いただくケースが多く、お父さん、お母さんが見守る中、リビングからオンラインで学ぶ生徒が多いようです。
外国人のネイティブ教員とのやり取りがみえるので、お父さん、お母さんも安心してくれます。
また、英語のやり取りや英語で算数を学ぶ姿に成長を感じる親御さんも多いですね。
現在は、夕飯の前や後にリビングからオンラインで学ぶ生徒が多い。
家族が見守る中で学ぶメリットについて、モントゴメリー氏はこうも指摘する。
お父さん、お母さんが見守ってくれる中で学べること。
お子さんの学ぶ意欲や自己肯定感を高めることに繋がると思います。
オンラインで課題とされてきたのが、乳幼児、児童の集中力を維持すること。
子どもが学ぶキーは、リビングとその様子を見守る家族にありそうだ。
オンライン化が難しいとされてきた乳幼児・小学生の分野で先行するGSAグループ。
今後、運営するインターナショナルスクールとオンラインを融合させることで、どのように英語で学び続ける仕組みを社会に提供するのだろうか。
そこに注目が集まる。
お問い合わせ
オンライン、プリスクール、インターナショナルスクール、アフタースクールとインターナショナルスクール系教育のみにフォーカスしているGSAグループ。
〒106-0031 東京都港区西麻布3−21−14 センチュリーホーム西麻布ビル2F
HP:https://www.gsacademy.com
Tel:03-6804-6869
Email:[email protected]
6歳〜12歳対象のオンライン英語サービス。ネイティブ教師からインターナショナルスクールの英語教育をご自宅で学ぶことができます。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。