カナディアン・アカデミーの社会的・情動的学習の取り組み
カナディアン・アカデミーでは、学力を伸ばすことと合わせて「社会的・情動的学習(Social Emotional Learning(以下、SEL)」にも力を入れています。
小学部と中高等部、それぞれでどのように取り入れられているかをご紹介します。
幼稚部・小学部では、クラスのみんなで円になってカーペットに座る「クラスミーティング」から1日が始まります。
クラスミーティングはこのような言葉から始まります。
先生「今日はどのような気分ですか?」
生徒A「すごくハッピー!昨日、弟の誕生日会をしてとても楽しかったから。」
生徒B「今日は少し疲れています。朝たくさん走ったから!」
生徒たちはその時の気分を自分なりの言葉で、嬉しかったことや困っていることを皆と共有します。
共有したくない気分の時は、無理にしなくても良いルールです。
このようなミーティングを毎朝続けることによって、自分の感情に目を向け、それを言葉にする力とそして人の気持ちにしっかりと耳を傾ける力を生徒たちは身につけています。
ソーシャルスキルを学ぶための工夫
カナディアン・アカデミーでは小学部と中・高等部それぞれに専属のカウンセラーが在籍していますが、特に小学部ではカウンセラーがクラス担任の先生と一緒に授業をすることもあります。
例えば、5年生のクラスで10代のメンタルヘルスについて学習した時には、授業の中でソーシャルスキルの学習を取り入れ、良い友人関係を築いたり衝突が起きた時に自分たちで解決したりするにはどうしたら良いかをみんなで考えました。
また、低学年の生徒向けにはぬいぐるみの劇を使って授業を行うなど、ソーシャルスキルを楽しく学習できるようにカウンセラーが工夫を凝らしています。
中・高等部では、小学部と比べてさらに自立して日々の生活を送ることが求められます。
ソーシャル・エモーショナルラーニングの中でもセルフマネジメントの力を重視しています。
セルフマネジメントと一言で言っても実にたくさんのスキルが含まれています。
例えばスケジュール管理、やるべきことの優先順位づけ、整理整頓、自分で自分のモチベーションを保つこと、などです。
これらは大人になっても大切なことです。
カナディアン・アカデミーではこれらのスキルを、年齢と共に自然に習得できるだろうとは考えていません。
「必要なスキル」としてきちんと習得する機会を設けています。
例えば、Agenda Bookというスケジュール帳を全員に配布し、1週間を見通してた予定の立て方などを一緒に練習します。
さらに10年生(高校1年生)のPersonal Projectという課題(自分で探究したいテーマを決めて1年間をかけてリサーチやプレゼンテーションを行うもの)や大学等への進学準備も、セルフマネジメント力を伸ばすのに大いに役立っています。
充実した学校生活に欠かせないSocial Emotional Learning
ここで挙げたのはカナディアン・アカデミーで実践しているソーシャル・エモーショナルラーニングの一例です。
私たちにとってソーシャル・エモーショナルラーニングは、生徒が安心して学習に打ち込み、のびのびと過ごせる環境を守るために欠かせないスキルです。
そして、学校生活を通して身につけたソーシャルスキルは、生徒が卒業後にどんな進路に進むとしても必ず役に立つものです。
本校でのソーシャル・エモーショナルラーニングや学校生活についてもっと知りたい方、ぜひ説明会や学校見学にご参加ください。
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