バイリンガルとは?
「バイリンガル」という言葉は、身近にあふれています。
日本語・英語のバイリンガルについて、次のように考えられてきました。
日本語も英語も同様に、4技能(読む、書く、聞く、話す)を完璧にこなせる人
いわゆる4技能と呼ばれている英語力です。
しかし、言語学者の間では、「言語はその場面で習得され、同じ場面で日本語・英語を習得するのは難しい」という意見もあります。
すなわち学校では英語、家では日本語を使う場合、英語で学ぶの学校生活と家庭の日本語は、語彙などが違ってくるという指摘です。
幼児のうちにバイリンガルを考える上で知っておきたいこと
日本語・英語のバイリンガリズムは、ふたつがあります。
1)母語を確立した後に英語を第二言語として加えるもの
2)母語の消滅と引き換えに英語を第二言語として加わるもの
実は、日本語・英語だけではなく、世界中で「バイリンガル論争」が起きています。
ドイツやフランスなど非英語圏では、「言語と文化」をどのように残していくか、言語学者だけではなく、文化的な論点となっています。
プリスクール、インターナショナルスクールを考える前に
国内のインターナショナルスクールの多くは、英語で学ぶインターナショナルスクールです。
ちなみに、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語などで学べるスクールもありますが、多くはインターナショナルスクールではなく、ナショナルスクール(その国の言語とカリキュラムで学ぶ)です。
現在、英語で学ぶプリスクール、キンダーガーデンは、人気となっています。
乳幼児期から英語で学ぶことで「母語」にどのような影響が出るのでしょうか?
「バイリンガル」になって欲しいと考える前に、お子さんの言語がどのように伸びていくのか。
また、どのようなメリットとデメリットがあるのか。
バイリンガルになることについて事前に知って起きたいですね。
8月5日(日)に「日本でバイリンガル・チャイルドを育てる」が東京で開催されます。
都内の大学で指導にあたるメリー・ノブオカ先生による「日本でバイリンガル・チャイルドを育てる」のワークショップが開催されます。
本ワークショップでは、3つの視点から考えていきます。
・バイリンガリズムが子供の社会性・学ぶ力などに与える利点
・バイリンガリズム成功のためのいくつかの要因
・親は何ができるの?将来何が必要となるの?の予備知識
メリー・ノブオカ先生は、学習院大学をはじめ早稲田大学、慶應大学で言語学を中心に指導にあっっています。
ご自身もお子さんをバイリンガルに育ててきた経験から、専門家として、そして、母としてバイリンガルについて学べるワークショップです。
ワークショップ概要
日時:2017年8月5日(日)
14:30~16:00
場所:東京チルドレンズガーデン
URL:http://www.tokyochildrensgarden.com/
住所:東京都品川区東五反田5-11-1 101
TEL:03-6721-9336
費用:お一人様 2,500円
御申込みは、メールで一般社団法人インターナショナル幼児教育協会に御申込みください。
mail:[email protected]
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。