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英国王室 キャサリン妃に学ぶプリンセスになる学校選び 

英国王室 キャサリン妃に学ぶプリンセスになる学校選び 

英国王室のプリンセスキャサリン妃は、どのような学校で学んできたのか?シャーロット王女も生まれ、ジョージ王子とともに人気の英国王室。ウィリアム王子とシャーロット王女も英国式保育園で学んでいます。ではキャサリン妃は、どのような教育を受けて育ってきたのでしょうか?プリンセスになったキャサリン妃のプリンセスの教育を解析します。


キャサリン妃は、どのような学校で学んできたのか?

シャーロット王女も生まれ、ジョージ王子とともに人気の英国王室。
ジョージ王子も英国式保育園で学んでいます。

ではキャサリン妃は、どのような教育を受けて育ってきたのでしょうか?

キャサリン妃のプリンセスになった教育の魔法を解明していきましょう。

キャサリン妃を育てたミドルトン家は、キャサリン妃にどのような教育を選んだのでしょうか。

中東のヨルダンから始まった英国人のミドルトン家が選んだ教育方針と学校選び。
それは、海外駐在員として、国際教育を考えるうえで参考になります。

ウィリアム王子と英国王室が、ケイト・ミドルトンに選んだこと。
キャサリン妃を選んだ背景にキャサリン妃の人格とそのバックグラウンドが国民に王妃としてふさわしいと感じてもらえる必要があります。

英国王室と英国人がふさわしいと考えられるような教育をしていたミドルトン家。

プリンセスに選ばれたキャサリン妃とミドルトン家の教育を分析します。

キャサリン妃の生い立ち

ケイト・ミドルトン(キャサリン妃)は、1982年1月9日にレディングの王立バークシャー病院で生まれた。
当時、父親は、英国航空のディスパッチャー、母親はフライトアテンダントをしていました。

その後、ミドルトン家は、子宝に恵まれ、キャサリンの他に、フィリッパ・シャーロット(ピッパ)(1983年生)、ジェームズ・ウィリアム(1987年生)がいます。

イギリスのバークシャーに住んでいたミドルトン一家。
航空会社に勤務していた両親の仕事の関係で、幼いケイトは一家で中東のヨルダンに赴任します。

キャサリン妃の両親は、ヨルダンで、どのような学校を選んだのでしょうか。

ヨルダンは、イギリスから約3,600キロ、飛行機で約7時間。

周囲を東にサウジアラビア、西のイスラエル、南にエジプト、北にシリアに囲まれています。
ヨルダンは、サウジアラビア王室の流れをくむ王立国家で、英国と強い関係がある国です。

中東のヨルダンの首都アンマンで、ミドルトン家は、2歳のキャサリンを英語で学ぶナーサリー(保育園)に入学させます。

海外駐在員として、母国語(英語)で学ぶ幼児教育を選んでいます。
写真は、ヨルダンのローマ遺跡の家族写真。
写真の左がキャサリン、右に父親と妹のピッパ。

ヨルダンの赴任は短く、すぐにイギリスのバクシャーに戻ります。

一家は1986年に英国に戻り、バクシャー州に住みます。
キャサリンが5歳の頃、両親は、パーティー用品の通販会社を設立します。

このパーティー用品の通販会社は、軌道に乗り、ミドルトン家は航空会社のサラリーマンから会社経営者に転身に成功します。

実家の成功

キャサリン妃の実家が経営するパーティー用品通販会社のParty Pieces社。
http://www.partypieces.co.uk

1987年にParty Pieces社をお母さんのミドルトンさんが創立したきっかけも、実はキャサリン妃。
イースターにマジック仕掛けのパーティーを娘たちにしてあげたかったから。

ホームページもパステル調の優しい色使い。
子ども用のお誕生日パーティーで使いたいですね。

キャサリン妃のお母さんのキャロル・ミドルトン。
現在も創立者として関わっています。
キャサリン妃に似ていますね。
このParty Pieces社の成功が、ミドルトン家の三人の教育に影響を与えます。

セント・アンドリューススクールに入学

Party Pieces社の成功により、両親は、キャサリンと妹のピッパをセント・アンドリューススクール(St Andrew’s School )に通わせます。

セント・アンドリューススクールは、1934年に創立された3歳から13歳の男女共学のスクールで、現在の生徒数は約260名。
学費ピッパ・ミドルトンも同校で学んでいます。

year1の算数のカリキュラム。
数の概念、読み書きを1から50まで。
10分の算数チャレンジなど。

図形なども学んでいますが、基本的な内容は日本とほぼ同じですね。

St Andrews School, Pangbourne

http://standrewspangbourne.co.uk

Welcome to the home of St Andrews Prep school in Pangbourne, near Reading, Berkshire.

女子校のダウンハウスへ転校

キャサリンは、セント・アンドリュースクールからダウンハウスに転校します。
ダウンハウスは、1907年に創立された私立の女子校で、11歳から18歳の女子生徒の約580人が学んでいます。

ダウンハウスは、ボーディングプログラムもある名門私立女子校です。
大学進学準備のためのPre-U と A レベルも選択できるため、ダウンハウスで学び続けることもできました。

しかし、キャサリンはダウンハウスからマルボロ・カレッジにすぐに転校しています。
一説には、いじめがあったともいわれています。
共学のセント・アンドルーズスクールからダウンハウスの女子校の雰囲気に合わなかったのかもしれません。

結果的には、マルボロ・カレッジがケイトにとって学校選択で成功だったのではないか、とインターナショナルスクールタイムズは考えています。

名門マルボロ・カレッジに進学

イギリスでも指折りの名門学校マルボロ・カレッジに進学します。
マルボロ・カレッジは、その名の通りマルボロにあるカレッジです。
1843年に創立された13歳から18歳の男女共学のボーディングもある私立学校です。

カリキュラムは、英国のSixth Form を採用し、高校にあたる学年では、国際バカロレアのディプロマ資格課程とAレベルまたはPre-U、ACTなどで進学準備をします。

2016年度は、国際バカロレアのディプロマは23名が合格し、そのうち6名が38点(45点満点)で合格しています。

マレーシアに分校を開校しています。

イギリスでは、お腹に子供ができた段階で、既に申込み準備をしないと入れないと言われるほどの学校

マルボロ・カレッジでは、キャサリンは、テニスやホッケーなどスポーツ万能でした。
写真は、卒業後に母校でフィールドホッケーをするキャサリン妃。

エディンバラ金賞がプリンセスに変えた?

また、キャサリンは、マルボロ・カレッジでデューク・エディンバラ金賞を受賞しています。

デューク・エディンバラ金賞は、成長するために個人的に困難な目標を設定し、この目標を達成するために努力する青少年を表彰する仕組みです。

エディンバラ金賞は、社会貢献などケイトにとって王室の活動につながる基礎を作ったと考えられます。

キャサリン妃が大学志願のために選んだAレベルの科目

キャサリンは、マルボロ・カレッジで大学志願時にAレベルを受けました。
合格した科目は、化学、生物、美術でAレベルを取得しています。
自然科学系と美術が得意だったのですね。

ちなみにAレベルとは、

AレベルはGeneral Certificate of Education, Advanced Levelの訳で、イギリスの大学入学資格として認められる統一試験です。
イギリスの高校生は大学に進学ために、通常2年間、Aレベルで勉強をします。

ウィリアム王子は、当時イートン校で地理、生物、歴史をAレベルで選択しています。

運命の糸が繋がっていない高校時代、キャサリン妃とは、Aレベルの選択で生物が一緒だったことになります。

ウィリアム王子は、イートン校でAレベルを受験し、地理でA,美術史でB,生物学でCの評価を得ました。

The prince, who left Eton last month, was awarded the A for geography, B for history of art and C for biology.

バーミンガムにある女子校のキング・エドワード6世高校でAレベルの結果に喜ぶ生徒たち。
King Edward VI high school for girls in Birmingham.

イギリスでは、王室の成績がメディアで報道されます。

当時、ウィリアム王子の成績は「近年の王室ではかなり高い成績」とメディアで報じられています。
チャールズ皇太子もウィリアム王子が「勉学に励み高い成績をとったことを誇りに思う」とコメントしています。

弟のヘンリー王子のAレベルは、美術でB, 地理でDでした。

父親のチャールズ皇太子は、フランス語でC、歴史でBでした。

ギャップイヤーでさらに国際的な経験を積む

セント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)の入学前にキャサリンは、ギャップイヤーを取ります。

そこでイタリアのフィレンツェにある1917年に創立されたThe British Institute of Florenceで12週間のプログラムを受講しています。

セント・アンドルーズ大学へ進学

このセント・アンドルーズ大学で寮のルームメイトとしてウィリアム王子と出会うことになります。

卒業式のウィリアム王子とキャサリン。

セント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)は、1413年創立のスコットランド最初の大学です。
全英大学ランキングではトップクラスの大学です。

イギリス国外からの留学生が占める割合も3割に達し、100カ国を超える国々からの学生が集う国際色の強いキャンパス

キャサリンが選んだ科目は、プリンセスに通じる

キャサリンがプリンセスになった教育をまとめました。
英国王室のプリンセスになる条件が浮かび上がってきます。

・生物、化学など理系であること。
・美術史は、絵画を読み解くには教養が必要。
・スポーツが好き。
・社会奉仕活動をしていた。

この反対の条件だった場合、ウィリアム王子と結婚することはなかったのではないか、と考えられます。
すなわち
・生物、化学に興味がない。
・美術史に興味がない。
・スポーツが嫌い。
・社会奉仕活動に興味がない。

キャサリン妃の通ったマルボロ・カレッジとは

マルボロ・カレッジの入学試験とスケジュール

学校見学
 例年:4月下旬、5月上中下旬、6月上旬の水曜日の午後に学校見学が実施されています。
 要予約

願書締切
 例年:10月1日
 志願料:250ポンド(約¥32,500円) 

奨学金制度
 対象は、学力・音楽・スポーツに秀でる場合、奨学金がでる場合があります。
 事前に奨学金の申請が必要です。また、試験も別途あります。

入学試験
 例年:11月上旬
 
試験内容:面接、Sixth Formの2科目の試験とVerbal Reasoning test

結果
 例年:12月上旬

入学手続き
 例年12月上旬までに1,800ポンド(約¥234,000)の入学金を納付。
 海外からの合格者は、ビザが下りる必要があり、さらに1学期分の授業料を入学金と一緒に納付する必要があります。

授業料
 寮 :35,280ポンド(約¥4,580,000)
 通学:29,985ポンド(約¥3,890,000)

(1ポンド=130円で換算)

こちらの参考にしたいですね。

ボーディングスクールのスゴイ学費。世界トップに人脈を作るには、やはりお金がかかる?

http://istimes.net/articles/775

世界トップの子弟が学ぶボーディングスクールの学費とはどのくらいかかるのでしょうか。中学校・高校で培った人脈は、一生続きます。ボーディングの学費とその施設を中心にまとめました。

なぜ、インターナショナルスクールの授業料は高いのか?

http://istimes.net/articles/769

お子さんが生まれると一度は、インターナショナルスクールに通わせることを考えませんか?有名人が子どもをインターナショナルスクールに通わせている記事も載ります。ネットでインターナショナルスクールのホームページを見て、高い授業料に驚いた方もいると思います。なぜ、インターナショナルスクールの授業料は高いのか?をまとめました。

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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